わっこ自立福祉会虐待防止研修を行いました

12月15日「障がい者虐待防止」わっこ自立福祉会法人職員研修を行いました。コロナ感染予防対策で参加者は、会場入り口での検温、消毒、マスク着用を確認のうえ、密を避け間隔を開け、ワークショップ形式で行いました。各テーブルには同じ事業所が固まらないように配置を行い、虐待防止マネージャー、障がい当事者が加わるよう配置しました。 研修は3部構成で行いました。

◆第一部 経過
 上田市の就労事業所での障がい者に対する傷害事件に対する「法人理事会声明」を確認すると共に、「他山の石」として行くために、昨年法人内の就労継続支援B型事業所(現在は閉鎖)での「性的虐待を疑われる事案」についての上田市の指導と改善報告、虐待防止委員会の経過の報告を行いました。また法人虐待防止委員会の組織図と虐待防止マネージャーの公表も行いました。
◆第二部 虐待防止法の概要について(長野県虐待防止研修資料をもとに)
 虐待防止法について概要と虐待の類型、各虐待の事例、特に法改正について確認を行い
ました。今回の研修のメインである、「虐待が疑われ事案の通報義務」について、市町村の障がい者虐待防止センターへの通報と調査への協力、通報者の保護について確認し、個人ワークについて各事業所に持ち返り虐待防止マネージャーを中心におこなう事になりました。
◆第三部 当事者からの事例報告―ワークショップ
障害を持つ当事者の報告は車いす利用からは、自分が勤務していた事業所で排除されていた事例や視覚障害を持つ女性が盲導犬で外出中にお店を断られたこと、後ろから突然抱き着かれたこなど日常生活で様々な差別、虐待に遭遇していることなどを報告され、各グループで虐待防止マネージャー含めて討論を行いました。その後各グループから感想を含めて発表を行いました。事業所の垣根を越えてのグループ編成だったので、初めて知った、事業所間で受け止めが異なっていたことや、障害をもつ人たちがどのような思い出暮らしているか知ることができた等様々な意見が寄せられました。今回の法人研修を毎年開催してほしいと意見も強くありました。まとめは障害を持つ女性から障がい者の意思を確認しての支援が強調され、具体的な活動の場で確認をすることや、今後法人研修に力を入れていくことを提起されました。最後は全員で使用した机、椅子を消毒し会場の清掃をして終了しました。

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